保険でできる血液検査はすべて実施できますが、以下の至急の検査は数分から8分で結果がでます。
血球検査;赤血球数、白血球数、血小板数などを測定します。貧血の検査や細菌感染の診断に有効です。白血球のリンパ球、好酸球などのアレルギー、免疫に関係する詳しい白血球分画も迅速測定できます。
血糖値、HbA1c;糖尿病の治療に必須の検査です。とくにHbA1cがその場でわかるとインスリンなどの薬の量や種類をその日から最適にすることができます。
CRP;体の炎症の程度を確認する検査です。肺炎などの重症度判定に必要な検査です。CRPの値を確認して抗生物質を使うかどうか、どの薬を何日間使うかなどを判断します。
凝固能検査;血液のさらさら度を約2分で確認できます。ワーファリン内服中のかたには必須の検査です。患者さんの安全のためにすぐに結果を確認します。翌日からの薬の量を調整することができます。
ナトリウム、カリウム;異常値だと緊急の治療を要するので迅速に結果がでると有益です。腎不全の状態や脱水症の治療にも大変役立ちます。
善玉、悪玉のコレステロールと中性脂肪;数分で結果をだします。食事運動療法や薬の効果をその場で確認できます。
血液ガス検査;血液検査ですが呼吸状態を正確にしらべる検査です。静脈ではなく動脈の血液で検査します。体のpHや酸素、二酸化炭素の状態が分かりますが特に炭酸ガスの状態はこの検査でしか判断できません。採血して約2分で結果が得られます。呼吸不全の治療にあたり炭酸ガスの状態を確認することは非常に重要なことです。酸素療法をしている患者さんの生命をまもるために必須の検査です。
24時間心電図;小さな機械をテープで胸に貼って普段の生活をしてもらいます。検査日は入浴出来ません。24時間の心電図を全て記録してコンピュータで解析します。おもに不整脈の診断に使います。結果によっては循環器専門医に紹介します。
呼気一酸化窒素測定;喘息かどうか、喘息の重症度はどのくらいかを調べる最新の検査です、吐く息に含まれる一酸化窒素の濃度を測ります。小学生以上であれば検査できます。
肺活量検査(肺年齢測定);肺活量、一秒率などの呼吸機能を調べます。COPD(肺気腫等)の診断には必須の検査です。喘息の診断にも使います。結核の後遺症や肺の術後の管理に用います。身体障害者の診断書(呼吸障害)の作成時には必ず検査します。結果をわかりやすく肺年齢で示す機能がついています。
24時間自由行動下血圧測定;肘の上に血圧計のマンシェットを巻いて普段の生活をしてもらいます。30分ごとに自動的に血圧が測定記録されます。睡眠中の血圧もわかります。高血圧の詳細を知ることが出来ます。
睡眠時無呼吸検査;昼間の仕事を休まずに自宅で睡眠時無呼吸症候群の検査ができます。翌日に機械を返しに来院してもらいます。(返却はご家族でも可)数日後に結果を説明します。治療が必要なかたには引き続き当院で治療を開始します。
骨塩定量検査;レントゲンを使って骨量を測ります。(超音波検査より精密です。)骨粗鬆症が気になる方に。
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